歌う上で滑舌(かつぜつ)は非常に重要な要素です。滑舌の悪い人の歌を聞くと、素人っぽさがより際立ち、よほど滑舌の悪さをカバーできる歌唱力や表現力を持っていないと音痴に聞こえてしまう可能性が高いです。
今回は、なぜ滑舌が悪くなってしまうのか、滑舌を良くする方法について記載していきたいと思います。
滑舌が悪いと歌が下手に聞こえる?!
歌において歌詞は非常に重要な要素です。
歌の表現力というのは、根本的には”いかに気持ちを込めて歌えるか”ということだと思うのですが、歌っている最中に何を言っているかわからないと気持ちを伝えるための一番重要な歌詞の意味を聞き手に届けることができませんよね。
また、滑舌が悪いと自然とリズムも悪く聞こえてしまいます。(最近は早口の歌も多いですしね・・・)
よって、歌が上手くなるには滑舌や発音というのは非常に重要な要素です。
あなたは滑舌良いですか?!
とは言っても、滑舌が悪いかどうかというのは、自分ではなかなか気づきにくいものです。
まずはスマートフォンのボイスレコーダーアプリや、実際のボイスレコーダーを使用して、自分のカラオケ音源を聞いてみることをオススメします。
自分の歌を聞くというのはカラオケ上達をする上で必ず通らなければいけない道ですので、勇気を出して録音してみましょう。
どうしても恥ずかしい人は、一緒にカラオケに行く人に聞いてみてもいいかもしれません。
滑舌が悪い理由と直し方
滑舌が悪いというのは、その言葉通り、舌を上手く使えていないというのが主な理由になります。
舌を上手く使えない理由としては以下2点が考えられますので、自分はどっちのパターンなのかをまずは認識した上でトレーニングに取り組みましょう。
理由1.もともと悪い
普段の話し方から滑舌が悪いという場合です。
この場合は子供のころから滑舌が悪いケースが多いようで、そうなると尚更自分では滑舌の悪さに気づきにくいでしょう。
一度本や何かの文章を朗読したものを録音して聴いてみると気づく事が出来ると思います。
このパターンの場合は、喋る練習を繰り返し行うことで舌を上手く使えるようにしないといけません。
練習方法としては、アナウンサーがよくやる「あえいうえおあお」という練習を全部の行、繰り返し行うことや、早口言葉を繰り返し練習することで舌の筋肉が総合的に鍛えられ、滑舌が良くなると言われています。
理由2.歌の時だけ悪い
普段話すときは普通なのに、歌になった途端 滑舌が悪くなってしまうという場合です。原因としては、正しい発声ができていない可能性が高いです。
たとえば、喉を絞めて高音を出そうとしている人だと、喉近辺の筋肉に無駄な力が入ってしまうことで、舌の筋肉を上手く動かすことができず、普段とはちがう発音になってしまっている可能性が高いです。
よく「あ」を「え」と歌っていたり、「お」を「あ」と歌ってしまう人を見かけるのですが、その人の発生方法だとその方が出しやすいからのようです。※もちろん個性が出てそういう歌い方になっているだけの方もいます。
正しい発声方法を身につければ、どんな母音も無理なく発声できるようになるので、正しい発声練習をすることをおすすめします。
例えばミックスボイスの習得により高音も無理なく出せるようになるので、高音発声時の発音も無理なくできるようになるでしょう。
正しい発音を身に着けて、カラオケ上達を目指しましょう!
~Mash~