カラオケが歌われる度に、作曲者にお金が入ります。
なぜお金が入るかというと、カラオケで歌われることでカラオケ印税が発生するからです。
印税とは?
誰かが作った物(著作物)を他の人が使う場合、使う人は作った人にお金を払わなければいけません。
その支払われるお金が印税です。
ちなみにお金を払わずに勝手に使用すると著作権の侵害になり、訴えられる可能性もあります。
実際どのくらいの印税が入るの?
では実際どのくらい儲かるのか。具体的に記載していきます。
CDが売れた場合の印税
CDの著作権印税はだいたい6%と決まっており、そこからJASRAC(日本音楽著作権協会)への手数料約7%、更に歌手がプロダクションに所属していればマネージメント料としてプロダクションに20%〜50%程度が引かれ、残りが著作者へ入るようです。
1,000円のCDであれば60円。ただし、CDには少なくとも数曲は収録されていますので、その曲数で割ることになり、更に作詞家と作曲家に分けられます。
全ての曲の作詞作曲を手掛けていれば60円全額が対象となります。
仮にCD内全ての曲を作詞作曲していたとして、著作者に入る金額は1,000円のCD1枚当たりざっと28〜45円程度となります。CDが1万枚売れれば28〜45万円の計算です。
さらに、アーティスト印税というものも有ります。
これはCDに収録した際に歌唱や演奏で携わった人に支払われる印税です。
こちらは契約内容によって様々で、新人で0.5~1%、有名な方だと3~6%らしいです。
仮に契約が3%だとしたら、1,000円のCD1枚当たり30円。それをバンドメンバーで分けます。
よって、仮に1,000円のCD内全曲を自分で作詞作曲、バンドメンバーが自分含めて4人、CDが1万枚売れたとしたら、自分には35万5千円~52万5千円の印税が入ってくるという計算になりますね。
カラオケで歌われた場合の印税
カラオケで歌われた場合でも印税が発生します。
実際はカラオケBOX店がJASRACに部屋面積分だけ著作権料が支払われており、歌われた割合によりその著作権料が出版社等へ分配され、そこから出版社の取り分とプロダクションの取り分が引かれ、著作者の取り分となるようです。
ちなみに一般的にはカラオケで1回歌われるごとに約5円の印税が著作者に支払われると言われています。
その曲がカラオケで何回歌われているか?というのは公表されていないため誰も知りませんので、推定の話になってしまいますが、こちらで2013年のカラオケ参加人口は4,710万人という推計が出ていましたので、この数字を使ってみます。
全員が月1でカラオケにいくと仮定すると、4,710万人×12ヶ月=5億6,520万回。更に、人気曲になり100人に1人が”ある1曲”を毎回歌うとしたら、5億6,520万回÷100=565万2千回/年 歌われていることになります。
よって、100人に1人が十八番にするような曲であれば、565万2千回×印税5円=2,826万円/年 の印税が著作者に入ってきます。※あくまでも個人的な推定です。
まとめ
ざくざくの計算になってしまいましたが、1曲ヒット曲を作ると、かなりの額のカラオケ印税が入ってくるということがわかりました。
~Mash~
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